賃貸物件を探そう~前家賃と書いてある場合はどうすればいいの?

家賃の支払いが、ややこしいと思うことがありませんか?入居時や退去時の家賃は特にそうですね。入居時の家賃の中に前家賃がでてきます。前家賃を払ってくださいと不動産会社に言われても戸惑わないようにしたいものです。前家賃とは何かについてお伝えします。

前家賃って何?

学生のAさんは、初めての東京での下宿のために賃貸アパートを借りることになりました。家からの仕送りの一部を家賃に充てようと思っていたので、毎月使える家賃代は7万が限界でした。さて、素敵な物件が見つかったAさん。家賃も丁度7万円だし、実際に住みだすのは契約日である今日3月2日ではなく、10日後の3月10日からに決まりました。Aさんは当然、契約時に3月10日から31日までの日割り家賃だけを支払うものだと思い、お金を準備しました。

しかし、前家賃を払うことになっていたのです。結局、Aさんは3月10日から31日までの日割り家賃にプラスして、4月分の家賃1か月分も契約時に支払うことになってしまいます。当然家賃で使える仕送りは7万なのでオーバーしてしまったというわけです。

前家賃は契約時に支払うお金

前家賃を支払うという意味は、契約日から一番近い月の1か月分の家賃を契約時に日割り家賃と共に支払うことです。よくあるのは、前家賃と日割り家賃を同じ家賃だと思ってしまうことです。

・日割り家賃:実際に住み始めた月の途中から月末までの家賃

・前家賃:日割り家賃で支払った月の、次の月の家賃

つまり、前家賃は契約時の言葉であり、契約時に1か月分の前家賃を支払ってしまえば、翌月からは前家賃は発生せずに、通常の家賃の支払いスタイルとなります。通常の家賃で多いのは、例えば5月の家賃を4月末日に支払うなどする場合です。当月の家賃を前月末に支払うので、この支払方法を前家賃と判断してしまわない様にする事がポイントです。

前家賃はいわゆる信用?

わざわざ前家賃を支払わせるオーナー側の意図は、一般的に相手への信用のためだと言われています。不動産会社は、ワンルーム賃貸であっても家賃の回収性のある人にしか賃貸しないようです。例えばAさんのような学生さんの場合、契約したばかりなのに、もしも資金調達が出来なくなってしまったりした時に、未払いのまま途中退去されても大丈夫なようにしておく必要があります。また、Aさんは資金力があるのかの信用を試しているということでもあるようです。

実質は前家賃がある物件もない物件も同じ

今、1,000円払うのと、一週間後に1,000円払うのは、2週間後から見れば同じ1,000円の支払いとなります。前家賃も同じで、1カ月分の家賃を契約時に支払うものの、支払った月に関する家賃はすでに支払済みとなりますので、住んでから再び徴収されることはないようです。住宅購入でいえば、頭金と同じだと考えてみてはいかがでしょうか。