入居時に敷金と礼金なしだった場合~退去時気をつけるべき事は?

入居時に敷金と礼金なしだった場合、退去時に困ることもあります。すべての人がそうであるとは限りませんが、一部の人には、入居時に敷金を払って置けばよかったなと思うことも。入居時に敷金と礼金なしの人が気を付けるべきことをお伝えします。

敷金と礼金を払うことによる契約時の負担とは?

賃貸契約をする時に支払うお金はこちらになります。

・契約開始日(部屋の引渡日)から月末までの日割り計算した家賃
・日割り計算した月の翌月1か月分の家賃(前払家賃)
・敷金(地域によってちがうが、一般的に家賃の1~3か月分)
・礼金(地域によりけりだが、一般的に家賃の1~3か月分)
・火災保険料
・鍵交換代
・共益費
など

例えば、家賃8万のところに10月20日から住んだとします。契約時に支払うお金は敷金、礼金を家賃1か月分、火災保険料や鍵、共益費などを考えた場合で、33万ほどになってしまいます。家賃だけを支払えばいいわけではない物件において、敷金と礼金が0円になるのは好都合だと言えそうです。

敷金と礼金を入居時に支払わないことのデメリットとは?

しかし、敷金と礼金を入居時に支払わないですむことは、必ずしもメリットだけではないようです。

・退去時に修繕が必要な場合は、敷金から使うことができる
・敷金を払っていないと、退去時の修繕費を自己負担しなければいけない

退去時に支払う修繕費のことを、退去費用といいます。大家さんにすれば、退去者が入居した当時の部屋の状態に戻したいはずです。例えば、壁紙が汚れていたり、畳みやフローリングにひどいシミや傷が出来ていたりする場合に敷金が使われます。

敷金でまかなうことが出来る~退去費用の具体例は?

退去費用とは、引渡時と同じ状態にする=原状回復するために使われる費用の事です。
一般的に退去費用に含まれるのは、ハウスクリーニング代です。

・エアコンの掃除
・床のフローリングのワックスがけ
・バス、トイレなどの掃除
・ベランダ掃除
など

ハウスクリーニングの相場はいくらくらい?

ワンルームで考えてみましょう。ワンルームは一般的に6~8畳くらいです。1畳は1.62平方メートルなのでそれぞれを換算してみます。

・6畳の場合:約9.72平方メートル
・8畳の場合:約12.96平方メートル

30平方メートル未満のハウスクリーニングは30,000円くらいなので、家賃8万の人で、敷金を入居時に1か月分支払っているとすれば、敷金の4割くらいまでが退去費用の中のハウスクリーニング代に使われるお金となります。その結果、戻ってくるのは6割となります。

しかし、別途原状回復が必要になるなどすれば、さらに敷金からお金が使われることになりますし、敷金がなくなれば自己負担になるようです。敷金礼金なしで入居した人は、すべての退去費用(ハウスクリーニング代と特別な修理費など)を自己負担しなければいけなくなります。

敷金はもしものための貯蓄となることもある~必ずしも損ではない

賃貸住宅を汚く使おうと思って入居する人はいません。しかし、住んでいる間にいつのまにか汚してしまった部分の原状回復費用は退去時に支払わなければいけないことが分かりました。敷金はもしものための貯蓄だと思い、入居時に支払っておくことで安心が得られそうです。